ひとり旅を愉しむ!ゴロー旅行社

国内・国外問わず、一人旅でもしっかり楽しめる、ちょっと変わった旅を記録していきます。旅の計画を立てている方の参考になればと思います。

【レビュー】シンガポール&マレーシア&タイの周遊にはこのSIMカード

SFC修行で東南アジア方面に2往復することになった時のSIMカードのレビュー。

海外では通話をすることはないが、LINEやFacebook、Googlemapなどデータを使用するシーンは多い。しかも1回の訪問で数カ国回遊することにしたので使い勝手のいいSIMカードを探していた。

今回のSIMカードの条件としては、

  • iPhone7に対応(nano SIM)
  • シンガポール」「マレーシア」「タイ」で使用することができる
  • 4G-LTE(高速通信対応)
  • 5〜7GBくらいの使用容量
  • 安い!

これらの条件に当てはまるものをamazonで探し、ある程度レビューでも信頼がありそうなものとして、こちらを購入してみた。(450〜500円程度)

 条件の3カ国内であれば、SIMカードの差し替えは発生せず5日間連続使用。1日500MBの制限があるが、海外ではフリーのwifiも多く飛んでいて、今回制限を受けることはなかった。しかもiPhoneからiPadへのデザリング接続も可能だ。

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SIMのサイズは3 in 1サイズに対応。持っているスマートフォンSIMフリー機種)のSIMサイズに合わせて切り抜けばよい。またSIMトレイを開けるピンやSIMカードホルダーが付属された安心設計。特にカードホルダーは、日本国内のSIMカードを抜いた後無くさないようにするために必須。簡単な日本語でのマニュアルも付属されている。

【マレーシア〜シンガポール〜タイ】

往路の機内でSIMカードを差し替え、クアラルンプール国際空港iPhoneの電源をいれる。プロファイルの読み込みとかもなく普通にLINEなどはできる。(実際の写真がなく申し訳ございません。)

その後シンガポールチャンギ空港へ行き、シンガポール市内へ。

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シンガポール最大手の「Singtel」の表示が。

翌日、シンガポールからマレーシアまでバスで国境越えをした際のスクショ。

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シンガポール国内は「Singtel」であったが、ジョホール海峡を越えマレーシアに入ると「Digi」に自動的に切り替わる。

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「Digi」はマレーシアでは3番目の通信会社と言われている。だが、移動しているバスの中や、クアラルンプール市内でデータ通信をするにあたって、なんら不便はなかった。

タイへは、クアラルンプール国際空港からバンコクのドンムアンへ飛行機で行ったのだが、ここでもSIMカードを差し替えることなく現地の電波を掴んでくれた。タイでは「True」の回線を使うように書いてあったが、ずっと「CMLINK」の表示のまま。

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(画面では電波状況が悪そうだが、たまたまスクショと撮ったタイミングが悪かったようだ)

バンコク市内で使用するにも、なんのストレスもなく快適に使用できた。

【結論】

このSIMカードは使える。しかも1日あたり100円!

1日の容量上限が500MBだが、私が使用した状況(LINE、Googlemap、SafariSmartNewsくらい?)だと制限にかからず。

なんと言っても、空港についてすぐ使用できるのが良い。入国して両替して通信会社のデスクを探して慣れない言語で手続きして…って手間がかかりません。下手するとイミグレーションを待つあの退屈な時間も潰せます。

シンガポール&マレーシア&タイの参加国を周遊する予定のある方にお勧めです。

※今回のレビューは、比較的都市部での使用によるものです。同じ国内でも山間部だと状況が異なる場合もございます。またSIMフリーのスマートホンを使用する前提でご紹介しております。ご承知おきください。

 

2020年 知床〜紋別流氷の旅(3日目)

 

ひがし北海道エクスプレスバス

冬の道東旅行の移動をスムーズにしてくれる「ひがし北海道エクスプレスバス」をご存知ですか?

旅行者にとって冬の北海道はとても魅力的だけど、自由に移動できず旅のプランニングがうまくいかない…

とくに道東の公共交通機関はそんなに充実していないので正直不便です。地元の人はマイカーで移動するので問題ないんでしょうが、旅行者にとっては、行きたいところ、見たいところに行けないのは辛いものです。

そんな冬の道東の移動をサポートしてくれるのが、「ひがし北海道エクスプレスバス」です。

easthokkaido.com

雪のない季節であればレンタカーを借りる、という方法もありますが、冬場の雪道を走るのには勇気が必要です。道民の友達は「北海道でも主要幹線は除雪されているから大丈夫だよ」と言うけども、かなりの勇気と覚悟が必要です。

都市間の定期路線バスもありますが、旅のプランニングの際にぜひ検討いただきたいサービスです。

「ひがし北海道エクスプレスバス」は冬季限定で運行されるバスで、紋別〜網走〜知床〜中標津〜釧路〜帯広といった範囲をカバーしています。1日1往復のような路線ばかりですが路線数も多く、また途中主要な観光スポットにも立ち寄ってくれるものも嬉しいポイントです。

ただ経路が複雑なので、路線図と時刻表の見方に慣れるまで少し時間が必要かも。

また路線(エリア)によっては、指定された施設に宿泊していないと利用できない場合もるので、確認してみてください。

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*路線図は2020年当時のもの

 

バスに乗るには事前予約が必要で、サイトから予約が可能(ただし座席指定ではありません)。料金は、正直安いとは感じにくいですが、距離で換算すると妥当なのかな?うまく使えばとても安全に快適に移動できるサービスです。

このように冬の旅行者にはオススメのバスなので、皆さんも是非利用していただきたいです。利用状況によっては運行の廃止ということも有り得るので…

私が乗ろうとしていた4号(網走→紋別)は、普通に乗車すると3,900円!

しかし今回、ANAの旅作で北海道までの航空券と宿泊券を購入し、ANAのサイトからひがし北海道エクスプレスバスを予約すると、1000円で乗れるという特典があったので、ANAサイトから予約をしました。

 

今回の旅程

オーロラターミナル 9:00ーー(バス)ーー11:25 紋別市

紋別市内 12:00ーー(バス)ーー12:21 オホーツク紋別空港

オホーツク紋別空港 12:55ーー<ANA376>ーー14:50 羽田空港

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オーロラターミナル

朝、オーロラターミナル(道の駅「流氷街道網走」)に9:00前に向かう。

(ひがし北海道エクスプレスバスの公式サイトから予約する場合、網走駅前から乗車することも可能でしたが、ANA旅作経由で予約してしまった為、オーロラターミナルまで行く羽目になってしまいました)

ここから紋別行きのバスが出るのでバス停に行くと、ジャンボタクシーが1台止まっています。これ以外にバスのほか乗り物らしきものは停まっていないし来る気配もないので、恐るおそる運転手に声をかけると、やはりこれがエクスプレスバス4号とのこと。

予約状況によって車種が変わるようで、今回は私の他には一人しか乗客がなく、ジャンボタクシーの運用となったようです。たしか、昨年乗車した6号もジャンボタクシーでの運用でした。

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ひがし北海道エクスプレス4号

タクシーは国道239号線紋別に向けて走ります。左窓にはワカサギ釣りで賑わう網走湖の湖畔が見えます。そして湖と国道の間に挟まるようにサイクリングロードが見えますが、これはかつて湧網線が走っていた跡です。

この湧網線も、流氷を見るのに適したローカル路線としてとても人気がありましたが、1987年3月に惜しまれつつ廃止されてしまいました。

夏に自転車で走ると気持ちいいだろうな、と感じられるサイクリングロードですが、どこかで自転車を借りることができるのでしょうか?

タクシーは、湖と言われなければ海と勘違いしてしまうサロマ湖を過ぎ、快調に飛ばします。

時折右窓に流氷で埋まるオホーツク海がチラチラと見えたので、紋別ガリンコステーションで途中下車して最後の流氷を楽しもうと思います。

出航時刻がちょうどいいガリンコ号の便がなく、乗ることはできませんが、流氷を見る時間くらいはあるでしょう。さいわい空港行きの連絡バスも紋別ガリンコステーションに寄ってくれます。

そこで予定を変更してガリンコステーションで下車したいことを運転手に相談すると、あっさりとOKをもらえました。紋別ガリンコステーションには予定の30分近く早い10:50に到着しました。

オホーツクタワー

ガリンコ号に乗る為、ガリンコステーションには何度か来たことはありましたが、コンビニ、レストラン、土産物売場がある程度で、ここから流氷を見るのはなかなか難しいです。空港行きの連絡バスは12:13と時間が十分にあるので、オホーツクタワーまで足を伸ばすことにします。そこまで行けば、流氷に接することもできるでしょう。

オホーツクタワー

タワーまで歩く(無料バスがあります)

オホーツクタワーは地上3階海底1階、海の上に突き出す形で建設された日本最北端の氷海展望塔です。滑る道を歩いていると、途中でマイクロバスが止まってくれて乗せてくれました。どうやらタワーと乗船場を無料でピストン輸送しているようです。

受付で入場料800円を支払い、オホーツクタワーに入ります。

とりあえず最上階まで上り、展望テラスに出て流氷を眺めることにします。飛んでいる野鳥と流氷の写真を撮ったりしますが、あまりの寒さで長時間いることができません。すぐに展望テラスから館内に戻り暖をとります。

喫茶コーナーがあり館内で飲食もできます。ちょうどお昼時でもあったので、ホタテステーキとポタージュがセットになった流氷セット600円を注文します。

流氷セット

流氷セット

ホタテステーキは貝柱そのものではなく、ホタテの貝柱を圧縮したような物で、噛むと時々貝柱の食感がします。ポタージュはクリーミーな仕上がりでした。

オホーツク紋別空港

オホーツク紋別空港紋別市の南東に位置し、2000mの滑走路が1本ありジェット機が就航できる空港です。

とはいえ、現在はANA便が羽田空港とを1日1往復するだけです。かつては、新千歳空港とを結ぶ定期便もあったそうですが、この羽田便とトライアルチャーターとして丘珠空港とを運行する北海道エアシステムだけとなっています。

羽田便の就航している時間帯も微妙で、紋別に昼頃到着しそのまま折り返すダイヤ。そのせいもあるのか利用率も芳しいものとは言えないようで、この路線自体の存続も危ういのかもしれません。そもそも紋別市周辺の人口も企業も多い訳ではないのでビジネス客需要というのもそれほど見込めないのかも。海産物などの貨物需要があるかもしれませんが、それだけでは限界かもしれません。

そんなオホーツク紋別空港になぜ来たかと言うと、単純に乗りつぶしをする為でした。

紋別市内からオホーツク紋別空港までは無料の連絡バスが走っていて、飛行機を利用する人は予約なしで利用することができます。

空港へ接続するバスは観光バスのようなものをイメージしますが、この連絡バスは普通の路線バス(北紋バス)の仕様なので、空港に向かうといった特別感がありません。そんな普段着のバスに20分程度乗ると空港に到着します。

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オホーツク紋別空港ロビー

保安検査の入口が少なくて混んでしまうのは小規模な地方の空港のあるあるです。1日1便しか保安検査をしないスタッフたちは、業務に慣れることがあるのでしょうか…?

空港の設備はボーディングブリッジもなく、直接搭乗するスタイル。私は数年前に行ったスウェーデンのキルナ空港を思い出してしまいました。

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そういえば、オホーツク紋別空港にないものとしてボーディングブリッジのほか、管制塔も誘導路もありません。

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オホーツク紋別空港Google Earthより)

上空から見ると滑走路の両端が少し膨らんでいるのがわかります。(ターニングパッドといいます)

滑走路上をタキシングした飛行機は、このスペースでUターンし離陸します。


紋別オホーツク空港から離陸(タイムラプス)

今回登場したANA376は定刻、羽田空港へ向け離陸しました。今年の流氷の旅も終わりました。

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2020年 知床〜紋別流氷の旅(2日目)

 

朝風呂に入ろう!

イーグルライナーには、目的地到着後に宿泊施設で朝食や朝風呂を利用できる有料のサービスがあることが分かりました。(事前予約必要)

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これはイーグルライナーに限らず、道内の夜行バスが運行されている各方面であるサービスのようです。

夜行バスって目的地に着く時間が早すぎたりで、意外と時間を潰すのに苦労することがあるんですよね。そう思っていたので、このサービスを見つけた時には絶対利用しようと思いました。

という訳で今回は、北こぶし知床ホテル&リゾートのプランを利用することに。

早暁人気のないフロントで2500円(貸しタオル代含)を支払い、最上階の大浴場へ向かいます。なかなか素敵な作りのホテルです。

北こぶし知床ホテル&リゾート
北こぶし知床ホテル&リゾート
北こぶし知床ホテル&リゾート

8階が展望大浴場となっていて、オホーツク海に埋まる流氷を湯に浸かりながら眺めることができます。海に近いせいか若干塩味のある泉質。サウナからも海を見ることができる設計。露天風呂はやや狭めだったのが残念だったけど泉温の管理など考えるとやむ得ないのかも。

知床あっぺめし

入浴後は2階のレストランへ移動。ここで「知床あっぺめし」というものをいただきます。知床には数回訪れていますが、この「知床あっぺめし」というのは初耳でした。

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どんなものかと見てみると、地元オホーツク海で獲れた鮭を使った料理で、ウトロの新名物として売り出し中のようです。内容は、「鮭の炊き込ご飯」、タレに漬け込んだ「漬けサーモン」、鮭節からとった「鮭節だし」を山わさびなどの薬味とともにいただくといったもので、味と食感の変化を楽しむことができます。思ったよりも全体的にさっぱり目な味付けでした。

原生林スノーシュートレッキング

これからの予定はトレッキングツアー。今回知床までやって来たのは、この原生林の中を思う存分歩き回りたかったからです。 幸いにも天気も良さげでひょっとすると野生動物にも出会えるかも!?と期待度が増してきます。

スノーシュートレッキング

スノーシュートレッキング

 今回はネットでいろいろ検索したものの中から、時間と費用が適当だった知床ネイチャーオフィス主催の3時間5000円のプランを選ぶことにしました。事前に伝えておけば、ホテルまで送迎もしてもらえるのもポイントでした。

朝食を済ませて、ホテルのロビーで待っていると、8:30ちょうどにガイド嬢が迎えにきてくれます。

挨拶もそこそに車に乗り込み、知床ネイチャーオフィスの事務所に向かいます。

車内で軽く雪の状況など伺いましたが、やはり今年は暖冬で雪が少なかったとのこと。やっと積ってきたけど、それでも例年の半分以下の量とのことでした。

事務所に到着し、レンタルのスキーウエアに着替えます。そして撮影に必要なカメラや貴重品など必要最低限のもの以外は事務所へ預けてトレッキングに向かいます。

今日のツアーは土曜日にも関わらず、私一人だけで貸し切り状態とのこと。ゆっくりいろんなところを歩きましょう!とガイド嬢は言ってくれるけど、なんだか申し訳ないような気にもなってきます。

スノーシューは生まれて初めて履きます。これは歩き方にコツが必要で、足を雪に入れる角度を注意しておけば、雪原も埋まることなく歩くことができます。

原生林スノーシュートレッキング
原生林スノーシュートレッキング
原生林スノーシュートレッキング

誰も足を踏み入れていない真っ白な雪原をズカズカと歩いていくのは、単純に楽しい。

でもスノーシューに慣れていないせいか、歩く速度は極端に遅く、そして疲れる…

ガイド嬢は、「モモンガやリスなどが出てくるかもしれませんよ」と期待させるようなことを言いながら案内してくれますが、逆に天気が良すぎて警戒しているのか現れそうな気配もなくツアーは進みます。

林や雪原の中をぐるぐると歩き続けて方向感覚がおかしくなってきた頃、突然海が現れます!

絶景!

海も陸も真っ白。視界に人工物は一切なく空は爽やかに青い。聞こえるのは風の音だけ。ごちゃごちゃして人混みだらけだった東京とのギャップを味わう。わずか半日前はそんな環境にいたことがウソのように思える。「あー来てよかった」

知床岬を望む

原生林スノーシュートレッキング

海側は絶壁となっているけど、スケールが大き過ぎて距離の感覚がおかしくなりそうな状況。念のため海面までの高さを聞いてみると120mくらいはあるとのこと。40階建のビル並の高さ。落ちたら回収すらしてもらえなそうな状況ですね。

エゾシカ

エゾシカ

満喫した3時間足らずのトレッキングツアーでしたが、最終段階でやっと野生のエゾシカ を見ることができました。 そんなツアーが終わったのがお昼前。今回お世話になったガイド嬢とウトロ温泉バスターミナルまで運んでいただきお別れです。

知床自然センター

今夜の宿泊先は網走駅前の東横INNということは決まっているのですが、それまでがなかなか決められずここまで来てしまいました。

バスターミナルの時刻表を見ると、12:10に出る女満別空港行きのバスがあります。これに乗ると14:00前には網走に着くことができるけど、早く着きすぎるような気もします。

一方 12:20に知床自然センターに向かうバスもあります。このバスは12:30に知床自然センターに着いて、少し時間を潰したのち、14:00発の斜里バスターミナル行きに乗ることができます。これに乗ると知床斜里駅で90分近く待つことになりますが、16:33発の網走行きの釧網線があり、網走の到着も17:17となかなか適当な時間に着くことができます。

知床自然センターでの滞在時間も丁度良いように思えたので、こちらのプランを実行することにしました。

 

今回の旅程

ウトロ温泉 12:20ーー(バス)ーー12:30 知床自然センター

知床自然センター 14:00ーー(バス)ーー15:00 斜里バスセンター

知床斜里 16:33ーー(JR)ーー17:17 網走

知床自然センター行き

チケット

ウトロ温泉バスセンター

知床自然センター

知床自然センター

知床自然センターの中に入ってみると、こんな僻地に不釣り合いな (と書くと失礼ですが)スッキリとした施設で、左手にはカフェやTHE NORTH FACEやHELLY HANSENといったアウトドアブランドのショップが入っています。

世界遺産に登録もされている知床半島なので、国内のみならず海外からの観光客も大勢来られているのでしょう。

施設の右手には周辺を散策するためのアイテムの貸し出しサービスカウンターがあって、散策に必要な最低限の装備が借りることができそうです。

散策の目的地として「フレペの滝」が有名なようで、ここから歩くと、往復約2km/約40分かかると書いてあります。おそらくこれは通常時の時間であって、雪道だとどれくらいかかるのか見当もつかないし、そもそもそこまで歩ける道があるのかも分かりません。

まぁ行けるところまで行って戻ってきてもいいやと、半ば開き直って歩くことにしました。今回はスノーシューでなく、ごく普通のブーツです。

雪原を歩く

オオワシ

フレペの滝

フレペの滝

 先ほどの原生林スノーシュートレッキングで、雪道を歩くのに慣れたつもりでしたが、やはり普通のブーツだと雪に埋もれてしまう箇所があり難儀します。そしてガイドもいないので、この道で合っているのかも分からず不安でもあります。おそらく滝の展望台から戻って来ていると思しき人たちが来た方向に進むのが正解なのだろう、と思いそちらに向かいます。

そうしてしばらく歩いていると展望台らしき建造物が見えてきました。

ここも断崖絶壁で、足元をみると足がすくみます。雪で滑って落ちたら今度こそ誰も探してくれないだろうと思ったり。

カラスなのかオオワシなのか私の視力では判断できませんが、オオワシと信じてカメラのシャッターを押す。

朝から雪道を歩き回り大自然にもすっかり満足したので戻ることにします。

14:00発のバスは、ちょうど1時間 で斜里バスターミナルへ運んでくれます。ウトロで乗り換える必要もなく、大人片道1800円(予約不要)。

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再度オホーツク海の流氷を満喫するために、右側の座席に陣取ります。途中うつらうつらしながらも斜里までの道のりを満喫しました。

知床斜里

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斜里バスターミナルと知床斜里駅は名称は異なりますが、隣接しているので乗り換えの不安はありません。

が、ここで90分近く空き時間があります。昼間散々電波の入らないエリアを歩き回ったので、携帯のバッテリーの残量も危うくなっています。なので充電もしたい、と思いながら街を歩きますがカフェ的なものは見当りません。仕方ないので充電は諦めてフリーWiFiがある「道の駅しゃり」で時間を潰すことにしました。

知床斜里駅から網走駅まではJR釧網線で44分。970円。右手はオホーツク海、左手は涛沸湖と景色のいいところを走る路線で、どのシーズンに乗っても楽しめる路線です。16:33知床斜里発の列車は、1両編成のワンマンカーですでに車内は満席状態となっていました。

釧網線

釧網線

途中には海に近いことで有名な北浜駅もありますが、今回は立ち寄らずに網走駅までまっすぐ向かいます。

朝食はバイキングで食べ過ぎてしまい、昼食を抜いたため、時間的にすっかり空腹状態となってしまってます。

網走駅前の東横INNにチェックインし、目ぼしいお店を数店ピックアップして夜の街に向かうことにします。

五十集屋(いさばや)

雪国の知らぬ街で、夜彷徨うのは冬の旅の楽しみの一つだと私は思ってます。ただ今回の旅は実質一泊二日なので、今夜しか楽しむことができません。なので評価の高く人気のあるお店に行きたいと思い決めたのがこの五十集屋さんです。

 

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ここは地元でも人気の炉端焼き屋。予約はしてなかったけど、幸い席が空いているとのこと。こういう時は単身で行った方が、席にありつける率が高いと感じます。

店の中央に漁船を模したものがあり、その周りがカウンターになっています。カウンターだと独り者でも気兼ねがありませんね。

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注文するのは、まずはビールから。やっぱり北海道なので、サッポロクラシックを注文することにします。炉端焼き屋ということなので、個人的に大好きな氷下魚(コマイ)のほか、ワカサギの天ぷらホタテの刺身など数点を注文。

ビールも日本酒もかなり飲んでしまいましたが、北海道の夜を楽しむことができました。

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travel-goro.hatenablog.com


 

 

 

 

 

 

 

 

 

2020年 知床〜紋別流氷の旅(1日目)

 

流氷を見にいこう

ああ、流氷が見たい!

ということで、今年も流氷を見に冬の北海道を訪ねてみようと思います。

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今年は暖冬で、2020年1月末の段階でも流氷が接岸したという情報がなく、行っても見られないかもと不安な状況。また中国武漢で発生した新型コロナウイルスの情報も気になるところ。というのも、インバンド需要で賑わう北海道には多くの中国人観光客が押し寄せいているから…

まぁ、都内にいて感染リスクは変わらないと思うので、今年も渡道することにしました。

 

宮脇俊三氏は著書で、「札幌から夜行列車に乗るのは、大好きである。とくに冬がいい。」と記しています、これは当時運行されていた、稚内行きの「利尻」、網走行き「大雪5号」、釧路行き「まりも3号」のことを指しています。そして「これらの夜行列車に乗って夜が明け、窓外に広がる湿原や原野や氷結した湖に接した時の新鮮な感動。汽車旅ならではの巧まざる演出で、その感銘は何回乗っても変わらない」と都会から大自然へのワープを愉しまれていたようです。

夜が明けて異空間という演出はとても魅力的ですが、北海道内の定期夜行列車はすべて廃止されてしまってます。

でもその演出を味わいたい!それを補ってくれるのは、道内を走る夜行バスです。札幌を中心に各都市を結んでいます。23時頃出発するものであれば、都内から仕事を終えて飛行機に乗っても十分間に合う時間帯です。

札幌発の夜行バスは、稚内や網走、根室など様々あります。

今回は流氷という目的があるし、到着した後の行動を考えると、知床(ウトロ)まで行く「イーグルライナー」を選ぶのが適当だなと思えます。このバスは座席指定はできませんが、ネット上で予約が可能です。(大人片道8230円)

 

今回の旅程

羽田空港 20:00ーー<ANA079>ーー21:35 新千歳空港

新千歳空港 21:50ーー<エアポート217>ーー22:29 札幌

札幌BT 23:15ーー<イーグルライナー>ーー6:34 北こぶし知床ホテル&リゾート

 

イーグルライナー 

イーグルライナーは、札幌〜知床間約400kmを7時間半程度で結ぶを夜行高速バスで斜里バスが運行しています。

設備は、3列シートでトイレ、おしぼり、毛布付きで標準的な夜行バスのスペックですね。各シートにカーテンがないので、夜間スマホをいじるのは憚られるかもです。またWiFiサービスもある書いてありましたが、つながりにくく接続を断念しました。電源コンセント(USB)付きの機材もあるようですが、今回私が乗った機材にはついてませんでした。

(イーグルライナーパンフレット)

札幌側の乗り場は 札幌BT(バスターミナル)が始発となります。JR札幌駅から徒歩で10分弱の距離にあります。有名なテレビ塔の近くですね。

バスターミナルに売店があるのかも分からなかったし、あってもこんな時間には開いてないかもしれないので、近くのローソンでミネラルウォーターなどを購入しておきます。

札幌

札幌BT

イーグルライナー車内

イーグルライナーは、ネットで予約はできますが座席までは指定できません。

今回私に充てがわれた座席は、前方3列の中央席…しかも前から2番目。

夜行バスなのですぐに消灯されるしカーテンは閉めないといけないとはいえ、外の景色が自由に見られないのは辛いものです。特に左側のシートであれば、知床半島に入ってからオホーツク海が見えたはずなのに、と、ちょっと残念な気持ちになってしまいました。

バスのルートは、札幌から道央道を走り、未明の佐呂間、小清水などを経由します。網走駅方面には向かわないルートのようです。

小清水や斜里では、到着時刻がかなり早い時間帯にも関わらず降りる方いるんですね。勝手に皆んな知床まで向かうものだと思っていました。

travel-goro.hatenablog.com

 

この度の新型コロナウイルスに罹患された皆さまやご家族、また影響を受けられている地域の方々に、心よりお見舞い申し上げます。

今回、旅行したタイミングではここまでの拡散を想像していなかったこと、また大好きな北海道が1日でも早く正常化されることを祈りながら、このブログを上げさせていただいております。

 


 

 

 

トマムリゾートで雲海を見たい!

トマムリゾートへ行って、あの雲海を見てみようと思いました。テレビでもよく紹介されていてご存知の方もいると思います、あの雲海テラスです。

数年前にもこの来たことはあったのですが、その時から色々と設備もサービスもアップデートされていると聞きます。早起きするのは苦手ですが、ダイナミックで神々しい景色は何度でも見いてみたいものです。

 トマムリゾート

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トマムリゾートには「リゾナートマム」と「トマム ザ・タワー」のふたつのホテルがあります。それぞれ目的が異なり、部屋のグレードが高い方が「リゾナートマム」、比較的リーズナブルな方が「トマム ザ・タワー」となっています。「リゾナートマム」はスイート仕様で、どの部屋も広さが100㎡以上もあり、まさにゆったりと滞在するタイプです。

トマム ザ・タワー」はグループやファミリー層向け部屋が用意されており、「リゾナートマム」と比べて安価に利用できるようになっています。

料金に差はありますが、どちらのホテルに宿泊しても施設内を巡回するバスやミナミナビーチといった施設を利用することができます。

アクティビティメニューも増えているので、連泊して楽しむべきなんでしょうが、 今回も私は1泊しかできません。したがって雲海が見られるチャンスも1回だけです。

トマムリゾートをお得に泊まるには、星野リゾートのサイトから予約するのがいちばんです。というのも、星野リゾートではトマムリゾートに限らず「ベストレート保証」を実施している(旅行会社から予約するよりも自社のサイトから予約した方が安くなる)からです。ただ、往復航空券なども同時に予約する場合は、ANAの旅作やJALダイナミックパッケージのように同時に予約した方がお得になる場合もあります。

すこし面倒にはなりますが、宿泊費と往復航空券代、またレンタカー予約もされる方は、それぞれ比較してみたほうがいいでしょう。

普段私は、ANAの旅作を利用することが多いのですが、今回は宿泊費と航空券を別々に予約することにしました。このサイトで、トマム ザ・タワーの「スタンダードプラン(ゴンドラチケット・朝食付き)」2名39,000円のプランを選択したほうがお得だったからです。

www.snowtomamu.jp

帯広からレンタカーで16:30過ぎにホテルに到着。エントランスに直接車をつけることができます。インバウンドの宿泊客が多いせいか、今回対応してくれたドアマンは中国系の方でした。ドアマンは何人も待機されていて、キビキビと案内してくれます。

一旦荷物と連れを降ろして、私だけふたたび車に乗り駐車場へ移動します。駐車場のスペースは広いのだが、やはりホテルに近いところは全て止められているので、少し離れたところまで車を動かします。

 歩いてホテルまで戻りフロントでチェックインの手続きをします。今回の部屋はタワー1の28階のお部屋のようです。

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 部屋の鍵を受け取り、ポーターに部屋まで荷物を運んでもらいながら、設備の説明などを受けます。そういえば、ウエルカムコートとラウンジは、前回訪れた時にはなかったような気がします。ウエルカムコートでは、でチェックイン時にウエルカムドリンクが供されたり、夜は花火イベントなどが行われるそうで、ちょうど今夜は20:30から花火イベントがあるとのこと。これを見ようと思うと、露天風呂「木林の湯」に行くのは諦めたほうがいいようです。というのもこの「木林の湯」はタワーから離れていて、敷地内を循環するバスで移動するしかないからです。

とはいえ、サービスの内容も施設も前回よりも良くなってる感じです。

 部屋で少し休んでから、「ファーム」に行ってみることにします。ここも前回宿泊した時には無かった施設です。

ここでは羊や馬が放牧されていて、ベンチもあったりとのんびりすることができます。子供は特に楽しめる施設ではないでしょうか。

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どこから花火が打ち上げられるのか、予備知識のないままウエルカムコートへ集まります。サービスのスパークリングワインを飲みながら、花火が上がるのを待ちます。

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施設内には飲食できる施設が20近くあり、いろいろなジャンルから選ぶことができます。ただお店によっては、ちょっと歩かないといけないところもあります。

夕食をどこで食べるか悩むところですが、やはり北海道に来たからには海鮮物を食べたいので、今回もカネマル後藤商店に行くことにします。

カネマル後藤商店は、海鮮を中心とした居酒屋ではありますが、北海道の名物もいただくことができます。ホテル内の飲食店でも比較的コスパも良さそうです。(全ての飲食店に行ったわけでもありませんが…)

カネマル後藤商店はフォーレスタ・モールゾーンにあるので、タワーから歩いて行くことができる距離です。海鮮居酒屋と謳ってはいますが、子ども連れのご家族も数組いらっしゃいます。

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刺身盛り合わせやホタテの貝焼きなど、北海道の海鮮を中心としたメニューを注文します。またこの日は採れたてだったか茹でたてだったか失念しましたが、とうもろこしが入荷しててオススメということで注文してみます。甘みのあるとうもろこしではありましたが、ピュアホワイト好きな私としては…

この後お店を出て、ホテルの売店で二次会用のアルコールとおつまみを買って部屋に戻ります。

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部屋に入りモニターを点け雲海予報をみると…40%。残念な予報だが、前回も40%予報でも雲海を見ることができたので、今回もそれを期待し二次会を実施。ただ明朝は早いので軽めに済ませて就寝します。

雲海テラス

 早暁3:30。雲海を見るために起床しますが外はまだ真っ暗。簡単に身支度を整えて4:25のバスに乗るために1階に降ります。夏とはいえ雲海テラスは標高1088mの高さにあるので、かなり冷え込むらしいです。羽織れるものを用意しておきます。

1階玄関に隣接するバス停では、早い時間にも関わらず、すでに10組くらいバスを待っています。その列に並びバスに乗り込みます。

リゾートセンターでバスを降り、今度はゴンドラを待つ人々の列に並びます。前回はここでゴンドラのチケットを購入して列に並び直さなけれならなかったが、今回はゴンドラチケットが付いているのでスムーズです。

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5:00前なのにゴンドラ乗り場にはかなりの人が並んでいます。そりゃ雲海見たくてここに泊まったようなものだもん。でも、バス以外で来てる人もいるのかな?というくらいの人数です。ゾロゾロと進んでいくと途中でインフォメーションが。

「雲海発生なし」

う〜〜ん…晴れ過ぎてもいけないようです。

まぁ雲海は見れないとしても、爽やかな山地の景色を味わうことにしよう。

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雲海ゴンドラ山麓駅から13分ほどで、標高1088mの雲海ゴンドラ山頂駅に到着。

運がよければこの灯台デッキから雲海を見ることができます。

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ちなみに前回(2015年8月に行った時のもの)

雲海が見られなくとも、屋上でヨガをやっていたり、雲の郵便屋さんでハガキを選んだりとここでしかできないことを楽しむことができます。

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このポストにハガキを投函すると、この郵便局限定の消印が押され家に届きます。そういえば、昔の海外旅行とかだと旅行先で絵葉書を買ってエアメールで送るということをしてましたが、今はメールかLINEですぐに景色も共有できちゃいますよね。

こんな感じで、ちょっとした時間差で届く思い出もなかなかいい演出だなと改めて思います。

「てんぼうかふぇ」まで降りて、雲海コーヒー(500円)やクラムチャウダー(700円)を注文します。

おや、確か前回来た時はクラムチャウダーにパンが付いていたのだが…メニュー内容が変わってしまったのかな。

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(左)雲海コーヒー(右)クラムチャウダー

コーヒーを飲み終えたら、「クラウドウォーク」「クラウドバー」まで足を伸ばします。本来だと「雲の上を歩く」的な施設として作られているんでしょうが、雲海のないこの日は、ただの展望台に。とはいえ、早起きして自然の中でまったりするのはいいものです。思わず深呼吸なんてしちゃいます。

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久々の雲海テラスを満喫して、時計を見ると6:00過ぎ。再びゴンドラで山麓駅まで降りバスに乗りホテルへ戻ります。 

朝食は、朝ラーメンを食べることができる「hal-ハル-」と海鮮丼が食べられる「ニニヌプリ」の二択かなと思ってました。立地的には「hal-ハル-」のほうが便利なんですが、やはり海鮮好きなため「ニニヌプリ」に決定。しかし「ニニヌプリ」はタワーから少し離れているので、散歩も兼ねて歩くことにします。

「ニニヌプリ」のロケーションは森林の中。大きなガラス面があり開放感のあるとても広いレストランです。ガラスに面した席に座ることが出来たらラッキーですね。ここでは海鮮丼だけでなく、ビュッフェスタイルで好きなものを選ぶことができます。

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北海道のホテルに泊まって朝食を食べる時、絶対牛乳をチョイスしてしまう…お腹が痛くなりがちにも関わらずです。しっかりと食べてこの日のプランを再確認です。

ホテルも雲海も名残惜しいですが、10:00にチェックアウトして次の目的地富良野を目指します。 

NH0886便 クアラルンプール 発羽田行きプレミアムエコノミー

 

海外発券

クアラルンプールから帰国する便はプレミアムエコノミーにした。海外発券にすると安く購入でき、PP(プレミアムポイント)がコスパよく稼げるのだ。

海外発券というと難しく聞こえるが、購入方法は非常に簡単である。

普通にANAサイトから、出発地を海外にして到着地を日本国内の最寄りの空港にすればよい。

とはいえ海外発券なので、その地に行く航空券を往復購入しておかなければならない。

(当該の目的地と2往復する形である)

 

私の場合、

(往路1)羽田→北京→クアラルンプール(チャイナエア:エコノミー)

(復路1)クアラルンプール→羽田(ANA:プレミアムエコノミー)

(往路2)羽田→クアラルンプール(ANA:プレミアムエコノミー)

(復路2)クアラルンプール→北京→羽田(チャイナエア:エコノミー)

で当初プランニングしていたのだが、例のB737MAXの飛行トラブルの影響か、予定していたエアチャイナの便が欠航となり、急遽ANAのエコノミーに変更することとなった。

予定通りであれば、北京空港のトランジットホテルも体験できるはずだったので残念である。

とはいえ、(復路1)のクアラルンプール→羽田はANAのNH0886便に乗ることに変わりない。

 

羽田〜クアラルンプール 間の往復を日本発で購入すると、エコノミークラスで往復64,560円で5006PP(PP単価12.9円)であるが、クアラルンプール発のプレミアムエコノミーにすると89,610円10814PP(PP単価8.29円)となり非常に効率がよくなる。

クアラルンプールから日本への便は快適なシートに乗りつつ、PPを稼ごうと考える人が多く、いろいろな体験談がサイト上に溢れている。参考にしていただくといいだろう。

 

プレミアムエコノミーは、スリッパや耳栓のほか機内のドリンクサービスがちょっと違うなど機内のホスピタリティが向上するのはもちろん、搭乗前にラウンジが使えるというのも大きなメリットだと思う。

 

 

まずは、クアラルンプール国際空港(KLIA)に向かうことにする。

クアラルンプール(KLセントラル駅)からKLIAに向かうにはKLIAエクスプレスに乗車するのが便利である。

 

KLIAエクスプレス

 KLセントラル駅は、KTMコミューター、KLIAトランジット、インターシティの乗り場など混在していて、初見だとどこで切符を買って乗れば分からない。

KLIAエクスプレスの切符売り場はKLセントラル駅のはずれにある印象。

そこでKLIAかKLIA2までの切符を購入する。片道55RM。

カードを渡されるので、これで改札を行う。

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 KLセントラル駅とKLIAの間を30分程度で結ぶLIAエクスプレスは、おおよそ30分間隔で出発する。座席指定などはなく、早いもん勝ちだ。

途中沿線の池のほとりの立派な施設を眺めたりするうちに、KLIAに到着する。

ANAのプレミアムエコノミークラスに搭乗する場合、クアラルンプール国際空港ではマレーシア航空のゴールデンラウンジが利用できる。

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クアラルンプール国際空港ゴールデンラウンジ

ゴールデンラウンジは綺麗で広々しており、バイキングで料理をいただくことができる。

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ゴールデンラウンジミール

とはいえ、あまり食べてしまうと機内食が楽しめなくなるので程々に自制。そしてビールなどアルコール類は入り口近くのバーカウンターのところまで行かないといけないので、若干不便な感がしなくもなかった。

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今回は人気のあったパニーニとカレーを楽しんで搭乗することにする。

パニーニはオーダーごとに焼いてくれるので温かいものが楽しめる。

どちらもなかなか美味しくいただくことができた。

SFCを取得すれば、エコノミークラスでもラウンジが利用できるので、今後が楽しみである。

NH886搭乗

クアラルンプール国際空港は日本と異なり、入国審査が終わっているのにも関わらす、ボーディングゲートに入る前に再度持ち物検査をしなければボーディングブリッジに入れない構造になっている。

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プレミアムエコノミーはラウンジは利用できるが、優先搭乗はないのでエコノミークラスの方々と同じタイミングで案内される。

乗ってしまえば機内食を食べ黙々と映画を見たりするしかない。国際線ではWiFiサービスは有料である。メールチェックもできない。

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もう一度クアラルンプールへ行ける、しかも往路はプレミアムエコノミークラスであることを楽しみにしながら、22:00過ぎ無事に羽田空港に到着した。

 

 

 

 

 

 

シンガポール〜クアラルンプール バスの旅(乗車篇)

ゴールデン・マイル・コンプレックス(Golden Mile Complex)

いよいよバスに乗る日が来た。

ゴールデン・マイル・コンプレックス(Golden Mile Complex)という商業施設に併設されたバスターミナルから、クアラルンプール行のバスは出る。

ゴールデン・マイル・コンプレックス(Golden Mile Complex)

ゴールデン・マイル・コンプレックス(Golden Mile Complex)

イメージしていたバスターミナルと様子が異なるが、今回予約したStarmart Expressのカウンターを探す。

StarmartExpressチェックイン

StarmartExpressチェックインカウンター

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ここで事前に印刷しておいたチケット見せると、バスの車番を書いてくれて「下の階に待合室があるからそこで待ってな。バスが来たら呼ぶから」と案内される。

ところでまだ朝食を摂っていない。ゴールデン・マイル・コンプレックスは商業施設ではあるが、まだ9時前で閑散としている。唯一空いていた食堂で訳がわからぬまま指差しオーダーをして朝食。

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シンガポールの朝食

焼き飯はさすがにパラパラして見た目よりも美味しい。鶏肉は甘めの味付けだ。特に気に入ったのが付け合わせの青唐辛子。逆にうっかりしてしまったのがコーヒーだ。シンガポールでは練乳入りの甘いコピが有名なのだが、いつもの癖でブラックコーヒーにしてしまった。

StarMart Expressバス

食事を済ませ待合室で待っていると、バスの到着が案内された。

ハイデッカー車

シングルシート

車内

StarmartExpressバス

待合室にいた時から感じていたが、日本人はゼロ。地元の方々の普段着の移動手段といった感じだろうか。

今回一番前の特等席を予約したつもりだったが、残念なことに視界が悪い!日差しよけなのだろうか、フロントガラスの上部が黒いフィルムで覆われていて、全く見ることができない状態なのである。

しかしシートはしっかりとリクライニングできるし、シートピッチも広めで快適だ。

ここに6時間ほどお世話になると思っていたが、道中とんでもないこととなってしまった。

シンガポール国境越え

今回バスの旅で期待していたのが、バスでの国境越えである。

以前アメリカとカナダの間をレンタカーで越境したことがあったが、空港でのイミグレーションとは違う雰囲気を楽しんだが、今回もそれを味わえると思ったら楽しみであった。

 9:30に出発したバスは、30分ほどでシンガポール側の国境施設に到着する。ここで一旦バスを降りて出国手続きをする。バスは乗客を降ろすと、施設の出口側まで移動する。降りる場所と再び乗る場所が異なるので、バスの車番は必ず覚えておこう。

出国審査は自動化されているのだが、パスポートをスキャンするのに手間取る人達もいて時間がかかりそうだ。

結局手続きは30分くらいかかり、10:55バスはマレーシアに向けて出発した。

マレーシア・シンガポール・セカンドリンク

マレーシア・シンガポール・セカンドリンク

 

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ずっとこの視界

ここからが大渋滞でバスが進まなくなる。バイクやトラックも抜き合いひしめき合っている。機動性に欠けるバスはどんどん割り込まれるので、わずか6km程度の距離も1時間も掛かってしまった。

マレーシア入国

マレーシア側の国境施設は、なんだか乗船場の待合スペースのような雰囲気なのだが、ちゃんとパスポートをチェックされ、荷物もスキャンされる。

もう12時を過ぎているが、まだマレーシアに入ったばっかりだ。ひょっとするとクアラルンプール着く時間が遅くなって現地で両替ができなくては困るので、ここで1万円をマレーシア・リンギットに両替する。レートもそれほど悪くなかったと思う。

12:40にバスはチェックポイントを出発、13:08にクアラルンプールまであと300kmの標識を見る。あと4時間くらいはかかりそうだ。

 スコール

そう思った矢先に、 外が暗くなったなと思ったらスコールが降ってきた。ただの豪雨かもしれない。かなりの雨量でバスは減速する。他の車も減速するので道は渋滞してきた。

そんなスコールを抜け、おそらく予定の時刻よりも遅れているはずであるが、サービスエリアに休憩のためバスは止まる。

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R&R Pagoh Utara Northbound

地図で見ると、シンガポールとクアラルンプールのちょうど中間地点のようだ。ここでトイレ休憩を済ませ、ミネラルウォーターを購入する。16:00バスは出発した。

 TBSバスターミナル

6時間以上バスに乗り続け、車内に疲労感が漂っている。それでも黙々とバスは走る。運転手は同じ人だ。

車外の景色もなんとなく変わり、クアラルンプールに近づいているのは確かなようだ。そして17:40バスはTBSバスターミナルに到着した。てっきりこのバスはTBS行かと思っていたが、私を含む数人以外はバスに乗ったままである。一体どこ行だったんだろう。

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TBSバスターミナル

空港のような近代的なバスターミナルで、行先ごとにカウンターがあり人が並んでいる。

私はもうバスには乗らず、バルタル・タシク・スラタン駅からLRTを乗り継いでブキッ・ビンタンに向かう。8時間も乗って私もさすがにくたびれた。

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バルタル・タシク・スラタン駅

ホテルに着くのは19:00頃になるだろうが、この後 屋台街で有名なアロー通りで食べ歩きするつもりだ。

アロー通り 

アジアの夜市は活気があって楽しい。そして美味しい。おそらくこの雰囲気が最強の調味料になっているのだろう。

ホテルにチェックインし荷物を置いて、すぐさまアロー通りへむかう。

予習してないので、まず通りを往復する。

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アロー通り

知らない場所では混んでいる店を選べという、宮脇氏の言に従い 通りのはずれにある明記焼魚を選ぶ。

幸い一人なので混んでいても席がある。

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明記焼魚

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TigerBeerとスパイスの効いたエビと青菜の炒め、それと数品を注文する。食べ物はそれぞれサイズが選べるので、独り者でも安心だ。

海老の皮を剥きながら指についたスパイスを舐ったり、シャキシャキの青菜を楽しんで、クアラルンプールの夜は更けていく。