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ひがし北海道エクスプレスバス6号で野付半島のトドワラを見に行く(前編)

ひがし北海道エクスプレスバス

冬の道東を運転するのは怖いので、去年から活用しているのが「ひがし北海道エクスプレスバス」だ。バスと言っても事前予約が必要で、利用者数によってはジャンボタクシーになったりする。また、指定されたホテルの宿泊者しか利用できない。

今回は、<阿寒湖温泉→摩周湖駅→野付半島ネイチャーセンター→中標津空港川湯温泉>を巡るエクスプレスバス6号を予約した。(大人:6,500円)

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エクスプレスバス6号のルート

エクスレスバスは予約時に宿泊先のホテルを聞かれる。そして阿寒湖の温泉街の各ホテルでお客を拾ってくれる。私は御前水のロビーでバスを待った。 

9:00過ぎにバスが迎えに来てくれた。といってもバスではなくジャンボタクシーで先客の男性が1人乗っている。他のホテルでまだ乗客がいるのかなと思ったが、どうやら今日のの乗客は私と男性の2人だけとのこと。運転手を入れて男3人の道中となった。

 同行の男性は阿寒湖温泉から野付半島ネイチャーセンターを経て中標津空港で降りるとのこと。札幌に住まれているそうだが、暇を見つけては道内を散策されているとのこと。

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我々を乗せたジャンボタクシーは、阿寒横断道路を通り峠越えをして最初の停車地、摩周駅に向かう。途中、雄阿寒岳雌阿寒岳を望むことができる双岳台に車を止めてくれたりしてくれたが、バスよりも機動力のあるハイエースなので予定の時間よりも全く早く到着してしまう。

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トイレ休憩を済ますと次の停車地標津町(郷土料理武田前 )に向かう。この標津町では70分停車する。食事する時間を想定しての停車時間なのだ。「郷土料理武田前」 に止まると書いてあるが、必ず武田で食事をしないといけない訳ではない。ただ土地勘もなく、それほど飲食店が多いと思われない場所なので、武田で食事をする気にはなっていた。調べてみると海鮮丼など種類が多そうだ。

ところがお店に到着するとお店が開いていない。よく見ると「日曜休業日」と書いてあるではないか…

運転手と男性と3人、唖然としながら他の店を探そうということになった。

幸いにもそれほど離れていないところに、「そば処福住総本家」という店があるのが分かった。海鮮丼の気分になっていたが、そばに気分を変えなければならない。

そう思ってメニューをみてみると、そばといくら丼がセットになったものがあったので、これにすることにした。(2,100円)

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北海道のそばは少し色が濃い印象があったが、ここのそばは白く細くシャキシャキしている。つゆも甘過ぎずちょうどいい。いくらも粒がそろって量もかなりのものだった。

食事は終わったが、出発時間よりかなり時間が余っている。運転手さん曰く「運行時間を勝手に変えることはできないんですよ」とのこと。

そこで標津町内にある北方領土館へ行くことにした。

うっかりしていたが、ここは国後島からとても近い。たった24kmしか離れていないし、天気が良ければ島影が見える。

本州に住んでいるとつい忘れてしまう事柄だが、道東を巡ると北方領土問題が身近なことに感じられる。事実、島を追われ北海道に移り住んだ人達がたくさんいるのだ。

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