ひとり旅を愉しむ!ゴロー旅行社

国内・国外問わず、一人旅でもしっかり楽しめる、ちょっと変わった旅を記録していきます。旅の計画を立てている方の参考になればと思います。

2020年 知床〜紋別流氷の旅(1日目)

 

流氷を見にいこう

ああ、流氷が見たい!

ということで、今年も流氷を見に冬の北海道を訪ねてみようと思います。

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今年は暖冬で、2020年1月末の段階でも流氷が接岸したという情報がなく、行っても見られないかもと不安な状況。また中国武漢で発生した新型コロナウイルスの情報も気になるところ。というのも、インバンド需要で賑わう北海道には多くの中国人観光客が押し寄せいているから…

まぁ、都内にいて感染リスクは変わらないと思うので、今年も渡道することにしました。

 

宮脇俊三氏は著書で、「札幌から夜行列車に乗るのは、大好きである。とくに冬がいい。」と記しています、これは当時運行されていた、稚内行きの「利尻」、網走行き「大雪5号」、釧路行き「まりも3号」のことを指しています。そして「これらの夜行列車に乗って夜が明け、窓外に広がる湿原や原野や氷結した湖に接した時の新鮮な感動。汽車旅ならではの巧まざる演出で、その感銘は何回乗っても変わらない」と都会から大自然へのワープを愉しまれていたようです。

夜が明けて異空間という演出はとても魅力的ですが、北海道内の定期夜行列車はすべて廃止されてしまってます。

でもその演出を味わいたい!それを補ってくれるのは、道内を走る夜行バスです。札幌を中心に各都市を結んでいます。23時頃出発するものであれば、都内から仕事を終えて飛行機に乗っても十分間に合う時間帯です。

札幌発の夜行バスは、稚内や網走、根室など様々あります。

今回は流氷という目的があるし、到着した後の行動を考えると、知床(ウトロ)まで行く「イーグルライナー」を選ぶのが適当だなと思えます。このバスは座席指定はできませんが、ネット上で予約が可能です。(大人片道8230円)

 

今回の旅程

羽田空港 20:00ーー<ANA079>ーー21:35 新千歳空港

新千歳空港 21:50ーー<エアポート217>ーー22:29 札幌

札幌BT 23:15ーー<イーグルライナー>ーー6:34 北こぶし知床ホテル&リゾート

 

イーグルライナー 

イーグルライナーは、札幌〜知床間約400kmを7時間半程度で結ぶを夜行高速バスで斜里バスが運行しています。

設備は、3列シートでトイレ、おしぼり、毛布付きで標準的な夜行バスのスペックですね。各シートにカーテンがないので、夜間スマホをいじるのは憚られるかもです。またWiFiサービスもある書いてありましたが、つながりにくく接続を断念しました。電源コンセント(USB)付きの機材もあるようですが、今回私が乗った機材にはついてませんでした。

(イーグルライナーパンフレット)

札幌側の乗り場は 札幌BT(バスターミナル)が始発となります。JR札幌駅から徒歩で10分弱の距離にあります。有名なテレビ塔の近くですね。

バスターミナルに売店があるのかも分からなかったし、あってもこんな時間には開いてないかもしれないので、近くのローソンでミネラルウォーターなどを購入しておきます。

札幌

札幌BT

イーグルライナー車内

イーグルライナーは、ネットで予約はできますが座席までは指定できません。

今回私に充てがわれた座席は、前方3列の中央席…しかも前から2番目。

夜行バスなのですぐに消灯されるしカーテンは閉めないといけないとはいえ、外の景色が自由に見られないのは辛いものです。特に左側のシートであれば、知床半島に入ってからオホーツク海が見えたはずなのに、と、ちょっと残念な気持ちになってしまいました。

バスのルートは、札幌から道央道を走り、未明の佐呂間、小清水などを経由します。網走駅方面には向かわないルートのようです。

小清水や斜里では、到着時刻がかなり早い時間帯にも関わらず降りる方いるんですね。勝手に皆んな知床まで向かうものだと思っていました。

travel-goro.hatenablog.com

 

この度の新型コロナウイルスに罹患された皆さまやご家族、また影響を受けられている地域の方々に、心よりお見舞い申し上げます。

今回、旅行したタイミングではここまでの拡散を想像していなかったこと、また大好きな北海道が1日でも早く正常化されることを祈りながら、このブログを上げさせていただいております。