トマムリゾートで雲海を見たい!
トマムリゾートへ行って、あの雲海を見てみようと思いました。テレビでもよく紹介されていてご存知の方もいると思います、あの雲海テラスです。
数年前にもこの来たことはあったのですが、その時から色々と設備もサービスもアップデートされていると聞きます。早起きするのは苦手ですが、ダイナミックで神々しい景色は何度でも見いてみたいものです。
トマムリゾート
トマムリゾートには「リゾナーレトマム」と「トマム ザ・タワー」のふたつのホテルがあります。それぞれ目的が異なり、部屋のグレードが高い方が「リゾナーレトマム」、比較的リーズナブルな方が「トマム ザ・タワー」となっています。「リゾナーレトマム」はスイート仕様で、どの部屋も広さが100㎡以上もあり、まさにゆったりと滞在するタイプです。
「トマム ザ・タワー」はグループやファミリー層向け部屋が用意されており、「リゾナーレトマム」と比べて安価に利用できるようになっています。
料金に差はありますが、どちらのホテルに宿泊しても施設内を巡回するバスやミナミナビーチといった施設を利用することができます。
アクティビティメニューも増えているので、連泊して楽しむべきなんでしょうが、 今回も私は1泊しかできません。したがって雲海が見られるチャンスも1回だけです。
トマムリゾートをお得に泊まるには、星野リゾートのサイトから予約するのがいちばんです。というのも、星野リゾートではトマムリゾートに限らず「ベストレート保証」を実施している(旅行会社から予約するよりも自社のサイトから予約した方が安くなる)からです。ただ、往復航空券なども同時に予約する場合は、ANAの旅作やJALダイナミックパッケージのように同時に予約した方がお得になる場合もあります。
すこし面倒にはなりますが、宿泊費と往復航空券代、またレンタカー予約もされる方は、それぞれ比較してみたほうがいいでしょう。
普段私は、ANAの旅作を利用することが多いのですが、今回は宿泊費と航空券を別々に予約することにしました。このサイトで、トマム ザ・タワーの「スタンダードプラン(ゴンドラチケット・朝食付き)」2名39,000円のプランを選択したほうがお得だったからです。
帯広からレンタカーで16:30過ぎにホテルに到着。エントランスに直接車をつけることができます。インバウンドの宿泊客が多いせいか、今回対応してくれたドアマンは中国系の方でした。ドアマンは何人も待機されていて、キビキビと案内してくれます。
一旦荷物と連れを降ろして、私だけふたたび車に乗り駐車場へ移動します。駐車場のスペースは広いのだが、やはりホテルに近いところは全て止められているので、少し離れたところまで車を動かします。
歩いてホテルまで戻りフロントでチェックインの手続きをします。今回の部屋はタワー1の28階のお部屋のようです。
部屋の鍵を受け取り、ポーターに部屋まで荷物を運んでもらいながら、設備の説明などを受けます。そういえば、ウエルカムコートとラウンジは、前回訪れた時にはなかったような気がします。ウエルカムコートでは、でチェックイン時にウエルカムドリンクが供されたり、夜は花火イベントなどが行われるそうで、ちょうど今夜は20:30から花火イベントがあるとのこと。これを見ようと思うと、露天風呂「木林の湯」に行くのは諦めたほうがいいようです。というのもこの「木林の湯」はタワーから離れていて、敷地内を循環するバスで移動するしかないからです。
とはいえ、サービスの内容も施設も前回よりも良くなってる感じです。
部屋で少し休んでから、「ファーム」に行ってみることにします。ここも前回宿泊した時には無かった施設です。
ここでは羊や馬が放牧されていて、ベンチもあったりとのんびりすることができます。子供は特に楽しめる施設ではないでしょうか。
どこから花火が打ち上げられるのか、予備知識のないままウエルカムコートへ集まります。サービスのスパークリングワインを飲みながら、花火が上がるのを待ちます。
施設内には飲食できる施設が20近くあり、いろいろなジャンルから選ぶことができます。ただお店によっては、ちょっと歩かないといけないところもあります。
夕食をどこで食べるか悩むところですが、やはり北海道に来たからには海鮮物を食べたいので、今回もカネマル後藤商店に行くことにします。
カネマル後藤商店は、海鮮を中心とした居酒屋ではありますが、北海道の名物もいただくことができます。ホテル内の飲食店でも比較的コスパも良さそうです。(全ての飲食店に行ったわけでもありませんが…)
カネマル後藤商店はフォーレスタ・モールゾーンにあるので、タワーから歩いて行くことができる距離です。海鮮居酒屋と謳ってはいますが、子ども連れのご家族も数組いらっしゃいます。
刺身盛り合わせやホタテの貝焼きなど、北海道の海鮮を中心としたメニューを注文します。またこの日は採れたてだったか茹でたてだったか失念しましたが、とうもろこしが入荷しててオススメということで注文してみます。甘みのあるとうもろこしではありましたが、ピュアホワイト好きな私としては…
この後お店を出て、ホテルの売店で二次会用のアルコールとおつまみを買って部屋に戻ります。
部屋に入りモニターを点け雲海予報をみると…40%。残念な予報だが、前回も40%予報でも雲海を見ることができたので、今回もそれを期待し二次会を実施。ただ明朝は早いので軽めに済ませて就寝します。
雲海テラス
早暁3:30。雲海を見るために起床しますが外はまだ真っ暗。簡単に身支度を整えて4:25のバスに乗るために1階に降ります。夏とはいえ雲海テラスは標高1088mの高さにあるので、かなり冷え込むらしいです。羽織れるものを用意しておきます。
1階玄関に隣接するバス停では、早い時間にも関わらず、すでに10組くらいバスを待っています。その列に並びバスに乗り込みます。
リゾートセンターでバスを降り、今度はゴンドラを待つ人々の列に並びます。前回はここでゴンドラのチケットを購入して列に並び直さなけれならなかったが、今回はゴンドラチケットが付いているのでスムーズです。
5:00前なのにゴンドラ乗り場にはかなりの人が並んでいます。そりゃ雲海見たくてここに泊まったようなものだもん。でも、バス以外で来てる人もいるのかな?というくらいの人数です。ゾロゾロと進んでいくと途中でインフォメーションが。
「雲海発生なし」
う〜〜ん…晴れ過ぎてもいけないようです。
まぁ雲海は見れないとしても、爽やかな山地の景色を味わうことにしよう。
雲海ゴンドラ山麓駅から13分ほどで、標高1088mの雲海ゴンドラ山頂駅に到着。
運がよければこの灯台デッキから雲海を見ることができます。
雲海が見られなくとも、屋上でヨガをやっていたり、雲の郵便屋さんでハガキを選んだりとここでしかできないことを楽しむことができます。
このポストにハガキを投函すると、この郵便局限定の消印が押され家に届きます。そういえば、昔の海外旅行とかだと旅行先で絵葉書を買ってエアメールで送るということをしてましたが、今はメールかLINEですぐに景色も共有できちゃいますよね。
こんな感じで、ちょっとした時間差で届く思い出もなかなかいい演出だなと改めて思います。
「てんぼうかふぇ」まで降りて、雲海コーヒー(500円)やクラムチャウダー(700円)を注文します。
おや、確か前回来た時はクラムチャウダーにパンが付いていたのだが…メニュー内容が変わってしまったのかな。
コーヒーを飲み終えたら、「クラウドウォーク」「クラウドバー」まで足を伸ばします。本来だと「雲の上を歩く」的な施設として作られているんでしょうが、雲海のないこの日は、ただの展望台に。とはいえ、早起きして自然の中でまったりするのはいいものです。思わず深呼吸なんてしちゃいます。
久々の雲海テラスを満喫して、時計を見ると6:00過ぎ。再びゴンドラで山麓駅まで降りバスに乗りホテルへ戻ります。
朝食は、朝ラーメンを食べることができる「hal-ハル-」と海鮮丼が食べられる「ニニヌプリ」の二択かなと思ってました。立地的には「hal-ハル-」のほうが便利なんですが、やはり海鮮好きなため「ニニヌプリ」に決定。しかし「ニニヌプリ」はタワーから少し離れているので、散歩も兼ねて歩くことにします。
「ニニヌプリ」のロケーションは森林の中。大きなガラス面があり開放感のあるとても広いレストランです。ガラスに面した席に座ることが出来たらラッキーですね。ここでは海鮮丼だけでなく、ビュッフェスタイルで好きなものを選ぶことができます。
北海道のホテルに泊まって朝食を食べる時、絶対牛乳をチョイスしてしまう…お腹が痛くなりがちにも関わらずです。しっかりと食べてこの日のプランを再確認です。
ホテルも雲海も名残惜しいですが、10:00にチェックアウトして次の目的地富良野を目指します。