ひとり旅を愉しむ!ゴロー旅行社

国内・国外問わず、一人旅でもしっかり楽しめる、ちょっと変わった旅を記録していきます。旅の計画を立てている方の参考になればと思います。

シンガポールの旅

サルタン・モスク

ホテルはブギス駅から歩いて10分ほどの近さのアリワル・パークホテルに泊まる。駅を降りてホテルに向かうと右手に、大きなモスクが目に入った。サルタン・モスクだ。

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サルタン・モスク

モスクとはご存知の通りイスラム教の礼拝堂。サルタン・モスクはシンガポールで最古かつ最大のモスクで中を見学できるようだが、私のような異教徒は足を踏み入れてはいけないような雰囲気がある。

道路を挟んで向かい側には食堂もあり、地元の人らしき人たちが食事をしている。

まだチェックインできる時間ではなかったので、荷物だけ預けてシンガポール市内観光に向かう。が、その前に腹ごしらえだ。

リャオ・ファン・ホーカー・チャン

シンガポールに来たら海南鶏飯とバクテー(肉骨茶)は食べたい。特に海南鶏飯は日本でも何回か食べにいくほど好物である。

海南鶏飯のお店はいくつもあるが、今回はミシュランガイドでひとつ星を獲得した「リャオ・ファン・ホーカー・チャン(Liao Fan Hawker CHAN)」に行くことにした。権威づけに弱いのだ…

 ここはまずレジでオーダーをして料理を受け取ってから席に座るスタイル。お昼時でもあって座席は程々に埋まっている。座れるかなぁと心配しながらレジに並ぶ。

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ホーカー・チャン

いつもはチキンライスにしてしまうので、今回は油鶏麺(ソイソース・チキン・ヌードル) 6.00SGDと、ついついTigerBeer 5.00SGDをオーダーする。

盛り付けは雑だが、油鶏麺は甘めのソースで肉は柔らかい。麺は細めだがプリっとした弾力がありソースに絡んで美味しかった。

シンガポールではド定番のマーライオンを見た後は、かねてから行きたかったケッペル・ロード駅(旧シンガポール駅)に向かう。

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ケッペルロード駅(旧シンガポール駅)

かつて、シンガポールからマレーシアを経てタイまで鉄道が繋がっていた。そのシンガポール側の玄関口がケッペルロード駅(タンジョン・パガー駅とも言われる)であり、ここで出国審査などが行われた。

しかし2011年にシンガポールウッドランズ間が廃止されてしまい、ウッドランズ駅からしか鉄道に乗ることができなくなってしまった。

なぜそんなケッペルロード駅に行きたいかというと、宮脇俊三氏の著書「豪華列車はケープタウン行」の中で、イースタンオリエント急行にここから乗る記述があったからだ。場所を調べてみると、中心地からかなり離れた場所にあるようだ。

 

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ケッペルロード方面に行くバスは、ハーバーフロント行きのバスに乗り、ケッペルワークショップあたりで降りれば良さそうだ。

そこで80番のバスに乗りケッペルワークショップを目指す。

タンジョン・パガー通りを走ったバスは右折しケッペルロードに入る。左手はコンテナなどが並び、道路の上には幅の広いハイウェイが覆いかぶって暗い。一気に港湾地域の雰囲気に変わってしまい、本当にこの辺りにイースタンオリエント急行の始発駅があったのか不安になる。

そうしているうちに、アナウンスを聞き漏らしたのか、もともと無いのか分からないが、どうやらケッペルワークショップを降り過ごしたようだ。

慌てて次のバス停で降り、人気が無く大きなトラックが高速で行き来する道路をとぼとぼと歩く。横断歩道も少なく6車線もあるから反対車線へ渡るのも一苦労だ。

なにやら工事をしているらしく、白い仮囲いが連なる。その隙間から古風な時計が目に入った。ここがケッペルロード駅だ!

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ケッペルロード駅

工事用の仮囲いがあるから中に入ることはできないが、明らかに旧駅舎らしい建物だ。

マレー鉄道のシンガポール側の始発駅としての風格が十分にある。2面3線の櫛形構造というのもよい。

廃止からかなりの年数が経っているが、建物自体残されていることから遺産として残してくれるのだろう。早く整備されることを祈る。

アリワル・パークホテル

ホテルの最寄駅ブギス駅まではMRT東西線に乗ればいい。ケッペルロード駅から北に2km程度歩けばMRT東西線のアウトラム・パーク駅があるから散歩を兼ねて歩く。

ブギス駅から再度モスクを眺めながらホテルに戻る。

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アリワル・パークホテル

アリワル・パークホテルは、Booking.comで64.8SGD。シンガポールでは安いクラスだ。シングルルームなのでそれほど部屋は広くない。バスタブはないが専用のシャワーとトイレ、エアコンなど最低限の設備はあるのでそれほど困らない。なにより立地がいいのが一番の売りだろう。

ホテルでシャワーを浴びて、夕食に向かう。

発起人肉骨茶(FOUNDER BAK KUT TEH)

バクテー(肉骨茶)とは、豚の骨付き肉を胡椒やハーブとともにじっくり煮込んだスープで、シンガポールに行ったら食べるべしとどのガイドブックにも書いてある料理だ。シンガポールではとてもポピュラーな料理らしく、有名なお店がいくつかある。その中で比較的行きやすい「発起人肉骨茶」に行くことにした。

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発起人肉骨茶

店の前のテーブルも人で埋まっていて、人気店ということが分かる。観光客だけでなく地元の人も多い。店内の壁は誰かは知らないがおそらく来店した有名人の写真で埋め尽くされている。

バクテーはライスや油条(揚げパン)と食べると聞いたので、油条とビール(ハイネケン)、湯葉(Bean Curd Skin)を注文する。

(バクテー9.80SGD/油条2.50SGD/湯葉3.80SGD/ビール7.00SGD)

初めてのバクテーは、胡椒がしっかりと効いた上品な豚骨スープという感じだ。ハーブ臭はそんなに感じない。肉もしっかりと煮込まれているので柔らかい。しかもスープが少なくなると店員さんがおかわりを注いでくれる。うっかり3杯もおかわりをもらった上に、ビールを2缶頼んでしまったので、帰る頃にはお腹がタプタプ状態に。

食後の運動も兼ねて、夜のマリーナ・ベイやブッソーラ・ストリートに寄りながらホテルへ戻った。

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