ひとり旅を愉しむ!ゴロー旅行社

国内・国外問わず、一人旅でもしっかり楽しめる、ちょっと変わった旅を記録していきます。旅の計画を立てている方の参考になればと思います。

シンガポールの旅(入国まで)

 準備

SFC修行のど定番KULタッチをしてみようと思う。KULタッチとはクアラルンプールまで行ってすぐ日本に戻ることで、純粋にマイルとプレミアムポイントを獲得するだけのために搭乗することを指す。

とは言えせっかくの海外旅行だから少しは観光の要素も入れてみたい。そこで一度シンガポールまで足を伸ばしてみることにした。

羽田からクアラルンプールに行くのにとても便利な便がある。それがNH885便だ。

羽田空港を23:30に発ちクアラルンプールに早朝6:00に到着する。寝ている間に移動でき、現地に朝から活動できる。しかもエコノミークラスで片道32,280円(PP単価12.9とやや効率悪い)これに海外発券の羽田〜クアラルンプールを合わせて、6月〜7月の間で2往復することにした。

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海外でもGoogleやLINEを使いたいので、SIMカードが必要である。出国前に羽田空港で用意するのが一番便利だが高い。逆に現地の空港で入手する方法もあるが今回はマレーシアとシンガポールの2カ国を回るのであまりにも煩わしい。

そこでAmazonSIMカードを探したところ、マレーシア・シンガポール・タイの3カ国4Gで5日間使えるものがあった。しかも安い!ワンコイン(500円)だ。

失敗しても諦められる金額だったので購入しておいた。

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実際には、機内でSIMカードを差し替えて置いてクアラルンプールの入国審査を待つ間にiPhoneの電源を入れただけで、すぐに使うことができた。

(もちろん、SIMフリースマホに限る)

5日間で1日あたり500MBの制限はあるが、滞在中LINEもGooglemapもsafariも通信速度制限もかからず、違和感なく使用できる強者であった。

羽田空港第3ターミナル

木曜の仕事を終え羽田空港へ向かったが出発までかなり時間がある。そこで第三ターミナルにある「二尺五寸」で晩飯を食べることにする。しばらくエスニックな料理が続くと思うと、自然と和食を選んでしまう。

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二尺五寸

ここで選んだのが、そば前セット「匠」。ビール(又は日本酒)と焼鳥3本、せいろそばのセットで2,000円。かなりお得なセットだ。

そして今回羽田空港でしておきたいことがある。それが自動化ゲートの事前登録だ。これをしておくと早く出入国審査を行うことができるのだ。顔認証ゲートだと事前登録は必要ないがゲートで並ぶ可能性もあるので、今回登録しておこうと思った。

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登録といっても難しいことはない。

出国審査カウンターの手前に用紙が置いてあるので、ここに必要なことを記入。パスポートと共に申し出て両手の指紋の登録が終われば完了だ。パスポートにも登録済みのスタンプが押される。

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事前登録

この事前登録は早く出入国できるメリットがあるが、出入国のスタンプが省略されてしまう。旅の記録に出入国スタンプを集めている方は注意が必要だ。

(スタンプは係員に申し出れば押してもらえる)

NH885便からMH601便へ

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この日のNH885便は30分以上遅れ0:00過ぎに離陸。ミネラルウォーターとクッキーが配られるがもう眠りたいので辞退。そして4:00過ぎ頃だっただろうか、機内食が配られた。

真っ暗なクアラルンプール国際空港に到着する。ここでシンガポール に向かうMH601便に乗り換える。

今回ANAのサイトで羽田〜クアラルンプール〜シンガポールのチケットを予約したのだが、よくよく考えるとマレーシア航空のアライアンスはワンワールド。なぜ全日空のサイトで予約できたのだろう。荷物はシンガポールチャンギ空港まで預かってくれるが、マイルは加算されない…

クアラルンプール国際空港はとても広く、初めてなので全く勝手がわからない状態であった。次のMH601便の搭乗ゲートを確認してはエアロトレインに乗る。

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エアロトレインは、CゲートとG,Hゲートを結んでくれる列車だ。

これに乗り次のMH601便が出るHゲートへ向かう。

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MH601便はクアラルンプールとシンガポールはを1時間ちょっとで結ぶ。

一応国際線ではあるが、機材・機内食共国内線レベルのものである。

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ほぼ定刻、MH601便はシンガポールチャンギ国際空港に到着した。

シンガポール市内に向かうにはMRTに乗るのが便利だ。MRT東西線に乗り今日のホテルの最寄駅ブギスに向かう。

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シンガポールの旅

サルタン・モスク

ホテルはブギス駅から歩いて10分ほどの近さのアリワル・パークホテルに泊まる。駅を降りてホテルに向かうと右手に、大きなモスクが目に入った。サルタン・モスクだ。

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サルタン・モスク

モスクとはご存知の通りイスラム教の礼拝堂。サルタン・モスクはシンガポールで最古かつ最大のモスクで中を見学できるようだが、私のような異教徒は足を踏み入れてはいけないような雰囲気がある。

道路を挟んで向かい側には食堂もあり、地元の人らしき人たちが食事をしている。

まだチェックインできる時間ではなかったので、荷物だけ預けてシンガポール市内観光に向かう。が、その前に腹ごしらえだ。

リャオ・ファン・ホーカー・チャン

シンガポールに来たら海南鶏飯とバクテー(肉骨茶)は食べたい。特に海南鶏飯は日本でも何回か食べにいくほど好物である。

海南鶏飯のお店はいくつもあるが、今回はミシュランガイドでひとつ星を獲得した「リャオ・ファン・ホーカー・チャン(Liao Fan Hawker CHAN)」に行くことにした。権威づけに弱いのだ…

 ここはまずレジでオーダーをして料理を受け取ってから席に座るスタイル。お昼時でもあって座席は程々に埋まっている。座れるかなぁと心配しながらレジに並ぶ。

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ホーカー・チャン

いつもはチキンライスにしてしまうので、今回は油鶏麺(ソイソース・チキン・ヌードル) 6.00SGDと、ついついTigerBeer 5.00SGDをオーダーする。

盛り付けは雑だが、油鶏麺は甘めのソースで肉は柔らかい。麺は細めだがプリっとした弾力がありソースに絡んで美味しかった。

シンガポールではド定番のマーライオンを見た後は、かねてから行きたかったケッペル・ロード駅(旧シンガポール駅)に向かう。

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ケッペルロード駅(旧シンガポール駅)

かつて、シンガポールからマレーシアを経てタイまで鉄道が繋がっていた。そのシンガポール側の玄関口がケッペルロード駅(タンジョン・パガー駅とも言われる)であり、ここで出国審査などが行われた。

しかし2011年にシンガポールウッドランズ間が廃止されてしまい、ウッドランズ駅からしか鉄道に乗ることができなくなってしまった。

なぜそんなケッペルロード駅に行きたいかというと、宮脇俊三氏の著書「豪華列車はケープタウン行」の中で、イースタンオリエント急行にここから乗る記述があったからだ。場所を調べてみると、中心地からかなり離れた場所にあるようだ。

 

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ケッペルロード方面に行くバスは、ハーバーフロント行きのバスに乗り、ケッペルワークショップあたりで降りれば良さそうだ。

そこで80番のバスに乗りケッペルワークショップを目指す。

タンジョン・パガー通りを走ったバスは右折しケッペルロードに入る。左手はコンテナなどが並び、道路の上には幅の広いハイウェイが覆いかぶって暗い。一気に港湾地域の雰囲気に変わってしまい、本当にこの辺りにイースタンオリエント急行の始発駅があったのか不安になる。

そうしているうちに、アナウンスを聞き漏らしたのか、もともと無いのか分からないが、どうやらケッペルワークショップを降り過ごしたようだ。

慌てて次のバス停で降り、人気が無く大きなトラックが高速で行き来する道路をとぼとぼと歩く。横断歩道も少なく6車線もあるから反対車線へ渡るのも一苦労だ。

なにやら工事をしているらしく、白い仮囲いが連なる。その隙間から古風な時計が目に入った。ここがケッペルロード駅だ!

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ケッペルロード駅

工事用の仮囲いがあるから中に入ることはできないが、明らかに旧駅舎らしい建物だ。

マレー鉄道のシンガポール側の始発駅としての風格が十分にある。2面3線の櫛形構造というのもよい。

廃止からかなりの年数が経っているが、建物自体残されていることから遺産として残してくれるのだろう。早く整備されることを祈る。

アリワル・パークホテル

ホテルの最寄駅ブギス駅まではMRT東西線に乗ればいい。ケッペルロード駅から北に2km程度歩けばMRT東西線のアウトラム・パーク駅があるから散歩を兼ねて歩く。

ブギス駅から再度モスクを眺めながらホテルに戻る。

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アリワル・パークホテル

アリワル・パークホテルは、Booking.comで64.8SGD。シンガポールでは安いクラスだ。シングルルームなのでそれほど部屋は広くない。バスタブはないが専用のシャワーとトイレ、エアコンなど最低限の設備はあるのでそれほど困らない。なにより立地がいいのが一番の売りだろう。

ホテルでシャワーを浴びて、夕食に向かう。

発起人肉骨茶(FOUNDER BAK KUT TEH)

バクテー(肉骨茶)とは、豚の骨付き肉を胡椒やハーブとともにじっくり煮込んだスープで、シンガポールに行ったら食べるべしとどのガイドブックにも書いてある料理だ。シンガポールではとてもポピュラーな料理らしく、有名なお店がいくつかある。その中で比較的行きやすい「発起人肉骨茶」に行くことにした。

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発起人肉骨茶

店の前のテーブルも人で埋まっていて、人気店ということが分かる。観光客だけでなく地元の人も多い。店内の壁は誰かは知らないがおそらく来店した有名人の写真で埋め尽くされている。

バクテーはライスや油条(揚げパン)と食べると聞いたので、油条とビール(ハイネケン)、湯葉(Bean Curd Skin)を注文する。

(バクテー9.80SGD/油条2.50SGD/湯葉3.80SGD/ビール7.00SGD)

初めてのバクテーは、胡椒がしっかりと効いた上品な豚骨スープという感じだ。ハーブ臭はそんなに感じない。肉もしっかりと煮込まれているので柔らかい。しかもスープが少なくなると店員さんがおかわりを注いでくれる。うっかり3杯もおかわりをもらった上に、ビールを2缶頼んでしまったので、帰る頃にはお腹がタプタプ状態に。

食後の運動も兼ねて、夜のマリーナ・ベイやブッソーラ・ストリートに寄りながらホテルへ戻った。

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シンガポール〜クアラルンプール バスの旅(予約篇)

 

マレー鉄道

SFC修行でシンガポールに来たが、クアラルンプールに飛行機で戻るのも面白くないので、鉄道で移動しようと思った。宮脇俊三氏の著書「豪華列車はケープタウン行」の中でイースタンオリエント急行の乗車記があるので、鉄道が通じているものと思っていた。流石にオリエント急行に乗れるほどのステイタスはないのだが。

そこで、シンガポールからクアラルンプールへ行く列車を調べてみると、意外なことに直通便がない。

マレーシアにはマレー鉄道があり、タイからジョホール・バルまで縦断するインターシティがある。タイとは直通運転しているようだが、ジョホール・バルから先が繋がっていないのだ。

よくよく調べてみるとシンガポール側に駅はなく、シンガポール北部のウッドランズ・トレイン・チェックポイントからジョホールバル側にあるJBセントラルを結ぶシャトル列車に乗ってマレーシアに入国するしかないのだ。

しかもウッドランズ・トレイン・チェックポイントまで行く方法もバスくらいしかないようで、シンガポールからクアラルンプールまでのんびりと汽車旅ができる状況でないことは分かった。

バスを予約する

直通列車がないとなると、高速バスという方法がある。多くのバス会社が乗り入れており頻繁に運行されているようだ。値段は30SGD(2500円程度)前後で、飛行機と比較してかなり安い。しかし時間は、5時間以上かかるようだ。特にシンガポールとマレーシアの国境を結ぶ橋は2本しかなく、慢性的な渋滞が発生しているらしい。

飛行機の方が断然速いのだろうが、地元の人が利用するバスの方が雰囲気があっていいだろう。ゴムの木林など見ながら進むのも楽しそうだ。

現地の窓口で購入することも考えたが、満席で移動できないとこの後の行程に支障をきたすので、事前に買っておくことにした。幸い日本国内からバス予約(座席指定も!)できる。

まずはサイトでバス各社のスペックや料金を比較する。ここがメジャーなところだ。

https://www.busonlineticket.com/

トップページ
比較する
BusOnlineTicket.com

このサイトからバスの予約はできるが、手数料を浮かせたいので目星をつけたバス会社のサイトから予約をしてみることにする。

今回は、Starmart Expressのバスを利用することにした。(画面は2019年5月時のもの)

日本には対応されてないが、英語の苦手な私でもなんとかなった。

区間と日付、人数を入力する。片道の場合は、One Way onlyにチェックをいれる。

クアラルンプールにはバスステーションがいくつかあるので、目的地に合わせて選ばなければならない。今回は、バルダン・タシク・スラタン駅に直結しているTBSバスステーション行を選ぶ。

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StarmartExpressサイト

バスが決まったら、座席を選択。ハイデッカー車のシングルシートを選択。

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続いて予約者の情報を入力。全てメールで完結できるので、電話番号は日本のものでも問題ないだろう。

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予約確認画面に誤りがなければ支払に進む。カード決済である。

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支払が終えると「TO MY TICKETS」ボタンを押し、チケットデータをダウンロードする。スマホに電子チケットをダウンロードすることもできるが、現地で万が一のことがあってはいけないので、紙に出力したものも持っていた方が安全だ。

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あとはバスに乗る日を楽しみに待つだけである。

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ゴールデンウィークは瀬戸内の旅(倉敷篇)

 倉敷美観地区

高松港から直島(宮浦)まで行く船は、フェリーで5往復、高速旅客船6往復ある。

フェリーだと10:14発というのがあるのでm、それに乗るつもりで30分ほど前に高松港へ向かった。

すると乗船場は大行列。切符売り場に到着する前に、直島行きのフェリーの受付を締め切ったと係員から聞く。フェリーは乗船できる人数に制限があるから仕方ない。次の11:30発の高速旅客船には乗船できるだろうが、直島の大混雑が予想される。

直島はそれほど広い島ではない。おそらく宇野港側から来る人たちも多いはずだ。となると、ゆっくり島内を散策することは不可能と思われる。

せっかく地中美術館の予約もしていたが、直島へ行くのは諦めることにした。

今夜は広島の福山に泊まることにしているので、途中にある倉敷に寄ってみることにする。

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急いで高松駅に向かいマリンライナー22号のグリーン券を購入。岡山で山陽本線下りに乗り換える。
倉敷駅に隣接する天満屋というデパートのコインロッカーに荷物を預け、倉敷美観地区まで歩く。駅から10分くらいの距離だ。

倉敷美観地区は、倉敷川沿いの柳並木と白壁の蔵屋敷など江戸時代天領の風情が残る人気の観光地である。また美術館や博物館などの施設も充実している。

まずは大原美術館へ向かう。大原美術館は、倉敷の実業家が収集した西洋画近代画が展示されていて、特にエル・グレコ『受胎告知』が有名だ。

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館内は普段行っている美術館よりも照明が明るく感じられる。額のガラスに光が反射してしまい鑑賞に集中できないところもあった。意外とボリュームのある展示物に満足し、昼食に向かう。

鶴形鯛茶漬け

観光地なので小洒落たカフェや食事処が多くある。目移りしながら倉敷川沿いを歩いていると、鯛茶漬けの看板を置いた店を見つけた。格式のある店構えでもある。「鶴形」というお店で、調べてみるとなかなか人気のお店である。すぐに入れず小一時間待つ。

 

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鶴形名物鯛茶漬け

名物の鯛茶漬けを注文する。胡麻ダレに漬けられた鯛の切り身が綺麗に並べられ、その上に大葉など薬味が乗っている。まずお茶をかけずに鯛丼として二切ればかり食べてみる。胡麻ダレが効いててなかなか美味い。そのまま丼として食べても良いが、茶漬けなので熱々のお茶を注いで数分鯛を蒸らす。熱が加わることで鯛の食感が変わり薬味も効き、なかなか満足の一品であった。

店を出ると、川舟流しに瀬戸の花嫁が乗るというイベントがあるとのことで、川沿いに多くの人が待っている。

これを見届けて福山へ向かった。

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倉敷川瀬戸の花嫁

 

 

 

 

 

ゴールデンウィークは瀬戸内の旅(香川篇)

 NH533便プレミアムクラス

ゴールデンウィークは、毎年広島に行くことになっている。ズムスタで野球を観るためだ。ただ東京と広島を往復するのは飽きてきているので、どこか寄り道して広島に行こうと思う。

2019年は「瀬戸内国際芸術祭」が開催されると聞いたので、久々に直島に寄ってみようと思った。直島は高松県に属するが岡山県宇野港から行くのが便利である。しかし前回岡山側からアプローチしたので、今回は高松港から行ってみようと思った。 

乗り鉄であれば、高松に行くのに「サンライズエクスプレス瀬戸」以外選択肢はない。しかし、瀬戸も出雲もチケットは入手困難だ。しかもゴールデンウィーク時期だ。

そこで羽田〜高松の航空券を探していたところ、全日空の533便だと普通席とプレミアムクラス(SUPER VALUE PREMIUM)の価格差が千円しかないのに気づいた。ちょうどSFC修行をしている時でもあるので都合がいい(PP1285)。

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今回搭乗したB763のプレミアムクラスはちょっと古めな仕様。ただ最前列なので足を十分に伸ばすことができる。

朝食は、合鴨のサンドイッチ、チーズのデニッシュサンド、コールスロー、茸とあさりのクリームスープであった。このクリームスープがなかなか具沢山で美味しかった。

ゆっくりと寛ぎたいプレミアムクラスだが、高松までは1時間ちょっと。あっという間に到着した。

中野うどん学校

高松といえばうどん県(香川県)。安価に茹でたてのうどんが食べられる。でもできれば自分で打ってみたい。そこでうどん打ち体験ができる施設を探していると、中野うどん学校があった。

高松空港から金刀比羅宮までは、琴空バスが運行されている。約50分、1,500円だ。

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中野うどん学校

一人1,600円で、所要時間は大体90分。妙な曲に合わせてうどんを踏みコシを出す…

イメトレはできているんだが、いざ打って切って観ると幅が不揃いになる。これでは茹でた時ムラが出てしまう。

最後打ちたてのうどんを釜揚げうどんにして食べる。希望者は天ぷらやちらし寿司なども注文することが可能だ。

うどん体験の後は、金刀比羅宮詣。

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 金刀比羅宮から高松に戻るには琴電とJRがある。時間だとJR、料金の安さなら琴電だ。しかも琴電琴平駅の方が若干近い。

トコトコとローカル私鉄に乗るのも楽しそうなので、琴電に乗ることにし高松へ向かった。

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琴電

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ひがし北海道エクスプレスバス6号で野付半島のトドワラを見に行く(後編)

野付半島ネイチャーセンター

マイクロバスは、本日のメイン目的地、野付半島ネイチャーセンターに向かう。

野付半島は日本最大の砂嘴で26kmの長さがあり、夏は湿原を、冬は一面の大雪原に姿を変える。またオオワシやタンチョウツルといった野鳥や、鹿などの野生動物を見ることができる。

野付半島へは標津町からアプローチできる道しかなく(道道950号線)、ネイチャーセンターの先で行き止まりとなる。

 ジャンボタクシーは、片側1車線の道を淡々と南東に進む。砂嘴の上に作られたこの道は、ところによっては侵食によって無くなる恐れがあるとのこと。

程なくして野付半島ネーチャーセンターに到着する。雪のある季節に来るのは初めてだ。

どこを見ても一面の雪原で全く距離感かつかめない。道が一本通っているので、とりあえず片道30分で行ける所まで行ってみることにする。

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見渡す限り雪まみれの上、人工物がない世界。東京とは逆の極致の風景だ。毎年都会のごちゃごちゃした感じをリセットするために冬の北海道に来ているが、さい果て感がハンパない。トドワラも雪に埋もれてしまって、どこにあるのかもわからない。飛んでいる鳥も白鳥なのか鶴かも肉眼ではわからない。ただただ雪の道を歩き、すっきりした気持ちになって建物に戻った。

ネイチャーセンターは2階建てになっていて、1階は売店2階が野付半島で生息する植物や動物の情報が展示してある。一通り見て、タクシーの運転手と合流し、今夜の宿泊地川湯温泉に向かう。

名湯の森温泉 きたふくろう

バスは硫黄山に立ち寄ってくれる。硫黄山は活火山でもうもうと噴気を出している。名の通り周囲は硫黄臭がただよっているが、この地質が川湯温泉の泉質に影響を与えている。

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一人旅の時は、宿代をあまりかけたくないのが本音だ。ただ寝るだけなので、5,000円くらいで泊まれるところがないかと探しあてたのが、この「きたふくろう」だ。露天風呂もついている。

ホテルの前で親しくなった運転手と別れチェックインをする。

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8畳和室のプランだったが、十分に満足なお部屋だ。荷物を置いてとりあえず露天風呂い入る。

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外には足湯もある

いなか屋源平

素泊まりなので、晩ご飯は外で食べなければならない。北海道最後の夜でもあるので、雰囲気のあるお店がいい。

そこで探してみると、この店がよさそうだ。

r.gnavi.co.jp

一人だったことが良かったのか、ちょっと早め(18:30)に行ったのが良かったのか、予約なしで行ったが座ることができた。

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カウンターはすでに埋まっていてテーブル席に通される。まずはサッポロクラシックで喉を潤し、ホッケの他数品注文する。こんなお店でいろいろ食べたい時、胃袋に限界があるので一人旅は辛い。

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蛇足的に頼んでしまった冷酒でしたが、芳醇で美味しかった。





 

 

 

 

ひがし北海道エクスプレスバス6号で野付半島のトドワラを見に行く(前編)

ひがし北海道エクスプレスバス

冬の道東を運転するのは怖いので、去年から活用しているのが「ひがし北海道エクスプレスバス」だ。バスと言っても事前予約が必要で、利用者数によってはジャンボタクシーになったりする。また、指定されたホテルの宿泊者しか利用できない。

今回は、<阿寒湖温泉→摩周湖駅→野付半島ネイチャーセンター→中標津空港川湯温泉>を巡るエクスプレスバス6号を予約した。(大人:6,500円)

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エクスプレスバス6号のルート

エクスレスバスは予約時に宿泊先のホテルを聞かれる。そして阿寒湖の温泉街の各ホテルでお客を拾ってくれる。私は御前水のロビーでバスを待った。 

9:00過ぎにバスが迎えに来てくれた。といってもバスではなくジャンボタクシーで先客の男性が1人乗っている。他のホテルでまだ乗客がいるのかなと思ったが、どうやら今日のの乗客は私と男性の2人だけとのこと。運転手を入れて男3人の道中となった。

 同行の男性は阿寒湖温泉から野付半島ネイチャーセンターを経て中標津空港で降りるとのこと。札幌に住まれているそうだが、暇を見つけては道内を散策されているとのこと。

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我々を乗せたジャンボタクシーは、阿寒横断道路を通り峠越えをして最初の停車地、摩周駅に向かう。途中、雄阿寒岳雌阿寒岳を望むことができる双岳台に車を止めてくれたりしてくれたが、バスよりも機動力のあるハイエースなので予定の時間よりも全く早く到着してしまう。

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トイレ休憩を済ますと次の停車地標津町(郷土料理武田前 )に向かう。この標津町では70分停車する。食事する時間を想定しての停車時間なのだ。「郷土料理武田前」 に止まると書いてあるが、必ず武田で食事をしないといけない訳ではない。ただ土地勘もなく、それほど飲食店が多いと思われない場所なので、武田で食事をする気にはなっていた。調べてみると海鮮丼など種類が多そうだ。

ところがお店に到着するとお店が開いていない。よく見ると「日曜休業日」と書いてあるではないか…

運転手と男性と3人、唖然としながら他の店を探そうということになった。

幸いにもそれほど離れていないところに、「そば処福住総本家」という店があるのが分かった。海鮮丼の気分になっていたが、そばに気分を変えなければならない。

そう思ってメニューをみてみると、そばといくら丼がセットになったものがあったので、これにすることにした。(2,100円)

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北海道のそばは少し色が濃い印象があったが、ここのそばは白く細くシャキシャキしている。つゆも甘過ぎずちょうどいい。いくらも粒がそろって量もかなりのものだった。

食事は終わったが、出発時間よりかなり時間が余っている。運転手さん曰く「運行時間を勝手に変えることはできないんですよ」とのこと。

そこで標津町内にある北方領土館へ行くことにした。

うっかりしていたが、ここは国後島からとても近い。たった24kmしか離れていないし、天気が良ければ島影が見える。

本州に住んでいるとつい忘れてしまう事柄だが、道東を巡ると北方領土問題が身近なことに感じられる。事実、島を追われ北海道に移り住んだ人達がたくさんいるのだ。

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